つぶやき
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2026/03/03 09:30 ~ なし
シニア犬・シニア猫の身体の変化と受診の目安
シニア期に入ったわんちゃん・ねこちゃんの体調変化に不安を感じていませんか。
「最近よく寝ている」
「歩き方が少し変わった気がする」
こうした変化は加齢による自然な現象であることも多い一方で、病気の初期サインである場合もあります。
本記事では、獣医学的にみたシニア期の身体変化と、受診を検討すべき目安について解説します。
■ シニア期とは?
一般的に、7歳前後からシニア期と呼ばれることが多いです。
ただし体格差があり、大型犬では5〜6歳頃から加齢変化が始まる場合もあります。
この時期から、以下のような体の変化が徐々に起こります。
・筋肉量の減少
・基礎代謝の低下
・心肺機能の緩やかな変化
・腎血流量の低下傾向
これらは急激に悪化するわけではありませんが、体の予備力(回復する力)が少しずつ低下していく時期といえます。
■ シニア期によく見られる変化
① 活動量の低下
睡眠時間が増え、遊びや散歩の時間が短くなることがあります。
② 体重の変化
運動量の減少により体重が増加する場合もあれば、筋肉量の低下により体重が減少する場合もあります。
③ 被毛や皮膚の変化
被毛の艶が減少したり、皮膚が乾燥しやすくなることがあります。
④ 呼吸の変化
安静時の呼吸がやや速くなる、あるいは浅くなることがあります。
⑤ 性格や反応の変化
刺激への反応が穏やかになる、呼びかけへの反応が遅くなるなどの変化がみられることがあります。
■ 「老化」だけとは限らないサイン
加齢による変化と病気の初期症状は、見分けが難しいことがあります。
例えば:
歩行の変化
→ 筋力低下だけでなく、関節炎や腫瘍、神経疾患の可能性もあります。
疲れやすい
→ 心疾患や呼吸器疾患が背景にある場合もあります。
咳が続く
→ 気管支疾患や心疾患の可能性があります。
「年齢のせい」と決めつけず、変化が続く場合は評価が重要です。
■ 受診を検討する目安
以下のような変化がみられた場合は、動物病院での相談をおすすめします。
安静時呼吸数が30回/分以上の状態が続く
食欲低下が2日以上続く
急激な体重減少
咳が数日間持続する
急な歩行困難やふらつき
※あくまで一般的な目安であり、個体差があります。
■ シニア期におすすめしたいこと
シニア期には年1回以上の健康診断を推奨します。
血液検査や画像検査により、症状が出る前の変化を把握できる場合があります。
またご自宅では、
・安静時呼吸数の確認
・食事量と飲水量の把握
・排泄回数の記録
・体重の定期測定
を行うことで、早期発見につながります。
■ 当サービスでできること
当サービスでは、シニア期のわんちゃん・ねこちゃんに対し、
バイタルサインの確認方法の指導
在宅での観察ポイントの説明
食事管理のアドバイス
受診時に確認すべき事項の整理
などをサポートしております。
※診断や治療方針の決定は、必ず獣医師とご相談ください。
山口県防府市および周辺地域でお困りの際は、お気軽にご相談ください。

